この記事を書いた人
移住コーディネーター
プロフィール
手塚 さや香
さいたま市出身で、東京や大阪、盛岡で働いたあと、東日本大震災後に 釜石リージョナルコーディネーター〜釜援隊〜 という復興支援の組織で活動するために2014年秋に釜石に移住しました。
2023.2.17
瞬く間に2月も半ば(汗)
まだまだ寒いですが、少しづつ日が長くなって来ているのを感じて
なんだかうれしくなる今日この頃です。
2月上旬の日曜日、釜石市内の👉 釜石市民ホール TETTO で開かれていた
「かまいしの復興発掘調査展」へ。
釜石に来てからお世話になっている方からお誘いいただき、
調査展の解説をしていただきつつ、発掘調査の報告会も聴いてきました。
東北と言えば縄文。
というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、
まさにその通りで、展示されているものの多くは縄文時代の土器や石器!
報告会では、文化財担当の加藤さんが
国史跡に指定された「屋形遺跡」(縄文時代早期から中期)について発表。
市内南部の唐丹町にあるこの遺跡は、貝塚と竪穴式住居の集落跡が
セットで見つかった貴重なもの(知らなかった!)だということを
とても分かりやすく説明してくれました。
発表タイトルの「さかなのまちの起源」の通り、
縄文時代の人たちも今と同じように
カレイやイワシ、ドンコ、ウニ、アワビなどを食べていたことが
この屋形遺跡から分かったとのこと。
遺跡からそんなことまで分かるのか!とびっくり。
加藤さんによると、日本の土壌は酸性であることが多く、
骨などの有機物は残りにくいそうですが、
貝塚はアルカリ性のため、骨や貝殻などが残っているのだそう。
そう聞くと、この遺跡が貴重なものだというのも納得です✨
太古から続く釜石の歴史にロマンを感じた1日でした。