この記事を書いた人
移住コーディネーター
プロフィール
手塚 さや香
さいたま市出身で、東京や大阪、盛岡で働いたあと、東日本大震災後に 釜石リージョナルコーディネーター〜釜援隊〜 という復興支援の組織で活動するために2014年秋に釜石に移住しました。
2022.4.22
先日、市内で開かれた講演会を聴きに行ってきました。
テーマは「釜石捕虜収容所が現代に伝えること」で、
講師は、お祖父さんが第二次世界大戦中、
釜石にあった「釜石捕虜収容所」の所長を務めていたという
ジャーナリストの小暮聡子さん。
小暮さんは、お祖父さんが生前遺した収容所の記録に関心を持ち、
大学生のころから調べ続けていて、
勤務している「ニューズウィーク日本版」でも
特集記事にまとめているそうです。
釜石に、連合国軍の捕虜の収容所があったという事実は、
地元の方から聞いて知っていましたが、
2度の艦砲射撃に比べるとあまり耳にする機会はなく、
小暮さんの講演で初めて聞くことばかりでした。
戦争は過去の出来事のように思いがちですが、
今もウクライナ侵攻が続くなど
世界のどこかでは戦争や国家による暴力で命を落とす人たちがいます。
あらためて、歴史から何を学ぶべきなんだろう、
と考える時間になりました。