公式facebook 公式line

移住コーディネーター釜石生活 Vol.06秋の味覚、甲子柿はいかが?

カマコラ

この記事を書いた人

移住コーディネーター
プロフィール

城守 理佳子

私は花巻市出身で、都内で働いた後、釜石の関係人口創出や人材育成事業などを行う株式会社パソナ東北創生に所属し、2018年秋から釜石暮らしを始めました。会社では、大学生の実践型インターンシップを担当しています。

2020.10.23
第6回目のコラムでは、秋しか楽しめない釜石の味覚を紹介します。
「甲子柿(かっしがき)」と呼ばれるこの柿は、
一年の中でも10月〜11月の約1ヶ月間でしか食べることのできない、幻の柿です。
市内の中でも、特に甲子町(かっしちょう)あたりで作られる甲子柿。
収穫した渋柿を、それぞれの家庭にある室(むろ)に入れ、1週間ほど燻します。
燻された柿は、オレンジ色からまるでトマトのような真っ赤な色に変わり、とても柔らかくなります。
一番のおすすめは、生でそのままかぶりつくこと。じゅわっとした食感と、口いっぱいに広がる甘さ。
そしてじわじわと燻製のような燻された香りがする、一度食べたらクセになる味です。
トマトとそっくりなのは、色だけではありません。トマトに多く含まれているとされるリコピンが、
甲子柿はなんとトマトの13倍の量も入っているのです!
リコピンは、抗酸化作用があると言われており、血糖値の低下や花粉症予防、ガン予防、
さらには美白やダイエット効果もあります。カラダにいいこといっぱいなんです!
先日、私も早速収穫作業のお手伝いをしてきました。
柿を枝から収穫した後、丁寧に汚れを拭き取って磨いたり、ヘタを取ります。
室に入れて1週間経って燻された柿は、非常に柔らかいためそっと扱わなければいけません。
収穫時期以外も、年中柿の木の手入れも必要で、人の手によって大切に作られる甲子柿。
一つ一つ作られるために数に限りがあること、そしてこの時期でしか販売されていないことから、
産直などで店頭に出せばすぐに売り切れてしまうほどです。
市内のスーパーや産直、道の駅で手に入れることができるので、
ぜひ手にとって秋の味を楽しんでくださいね!
また、最近だと秋にしか食べられない生の甲子柿を、加工したドレッシングやジェラート、
冷凍甲子柿を販売しています。合わせてお楽しみください〜^^
・・・・・・・・・・・・・
<釜石市移住コーディネーターって?>
それぞれの活動の副業として移住や定住の促進に取り組んでおり、現在は20代〜40代の4名がコーディネーターとして活動しています。