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移住コーディネーター釜石生活Vol.296釜石さくら祭り

カマコラ

この記事を書いた人

移住コーディネーター
プロフィール

手塚 さや香

さいたま市出身で、東京や大阪、盛岡で働いたあと、東日本大震災後に 釜石リージョナルコーディネーター〜釜援隊〜 という復興支援の組織で活動するために2014年秋に釜石に移住しました。

2024.5.2
 
4月28日に執り行われた「釜石さくら祭り」こと天照御祖神社例大祭に参列しました。
 
私は郷土芸能が好きで、震災翌年の2012年以来、
東京にいた時も三陸の祭りを観に夜行バスで岩手に来るほどなのですが、
地域が何百年という時間をかけて継承してきた芸能にかかわらせていただくというのは
生半可な気持ちでできることでもなく、気づけば移住して10年……。
 
今回は、前に所属していた復興支援員の組織・釜援隊で一緒だったAさんからお声がけいただき、
Aさんの地元の神楽に加えていただきました。
 
毎週3回の練習には、最初からは参加できず3月下旬からの加入となりましたが、
回を追うごとに熱気を帯びる練習。
権現様を掲げて踊る方々の
踊りのキレはどんどん増していきました✨✨✨
 
お祭り本番の行列だけでなく、
前日の宵宮や権現様と縁の深いお宅の軒先での門打ちにも参加させていただき、
あらためて地域とともに
長い年月、継承されてきた神楽の歴史を実感した2日間でした😇
 
神社のある片岸、唐丹の中心部の小白浜、桜並木で知られる本郷
それぞれの沿道にたくさんの人が詰めかけていて、
大名行列や神楽、手踊りや太鼓に拍手を送っていました👏👏👏
 
自分が出ると、行列の全体像が見えないというのは「お祭りあるある」ですが、
最後の御旅所で桜舞太鼓の迫力ある演舞を堪能しました😍
 
お祭りの後の直会(なおらい)では、
代々、神楽を支えてきた方々の思いにふれることもできました。
 
人口減少が進む中で三陸の郷土芸能をどのように次の世代に受け継いでいくかは
大きな課題です。
世の中やライフスタイルも変わっていく中で
これまでと全く同じ形で残すということだけが
命題ではないとは思いますが、
郷土芸能は間違いなく、三陸の大きな資源です。
 
芸能を担う皆さんが誇りに思い続けられる形で
いつまでも続いていってほしいなあとあらためて感じました。
 
貴重な機会をくださったご関係者の皆さま、
本当にありがとうございました⛩