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移住コーディネーター釜石生活 Vol.863月11日の釜石

カマコラ

この記事を書いた人

移住コーディネーター
プロフィール

手塚 さや香

さいたま市出身で、東京や大阪、盛岡で働いたあと、東日本大震災後に 釜石リージョナルコーディネーター〜釜援隊〜 という復興支援の組織で活動するために2014年秋に釜石に移住しました。

2022.3.11

 

東日本大震災から11回目の3月11日を迎えました。
11年前のこの日はとても寒く、小雪が舞う中で避難したというお話を地域の方から伺いますが、
今日の釜石はあたたかく穏やかです。

 

例年通り、今年もお昼過ぎに うのすまい・トモス の慰霊碑に献花に行ってきました。
犠牲者の御名前の銘板の写真を撮る方
銘板に触れながら思い出話をしている方
皆さんそれぞれに11年前の突然の別れ、亡くなった方との記憶を
思い起こしていらっしゃるようでした。

 

トモスには、明日、近くの 釜石鵜住居復興スタジアム で試合が予定されている
釜石シーウェイブスと日野レッドドルフィンズの皆さんも。
「いのちをつなぐ未来館」のスタッフから震災についてのお話を聞いた後、慰霊碑に花を供えていました。

 

移住者である私にとっては、釜石で迎える8回目の3月11日。
復興支援員という仕事の任期は昨年度で終わりましたが、
2時46分の防災無線に合わせて黙祷しながら、
改めて釜石に来た初心を思い出すとともに、
一人一人が幸せを感じながら生きていける地域にしていくため
自分に何ができるだろう……と自問自答しました。

 

相次ぐ災害、コロナ禍、ウクライナ侵攻……。
心が痛むニュースが多いこの頃ですが、
今日一日は、東日本大震災とそれからの11年間の時間について
考えながら過ごしたいと思います。