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移住コーディネーター釜石生活Vol.2813月11日

カマコラ

この記事を書いた人

移住コーディネーター
プロフィール

手塚 さや香

さいたま市出身で、東京や大阪、盛岡で働いたあと、東日本大震災後に 釜石リージョナルコーディネーター〜釜援隊〜 という復興支援の組織で活動するために2014年秋に釜石に移住しました。

2024.3.12
 
東日本大震災から13年となる3月11日を迎えました。
 
毎年3月に入るころになると、
地域は
なんとなく落ち着かないような、
沈んだような気配に包まれます。
今年もまたそうでした。
 
今年から釜石市の追悼式は、
鵜住居トモスの祈りのパークで行われることになりました。
献花に訪れる人やマスコミの車で
いつになく駐車場は混雑していました。
 
追悼式で遺族代表の佐々木さんは
「震災を体験した自分たちが語り続けることによって、
経験していない世代の伝承を阻むことがあってはならない」
という強いメッセージを込めて挨拶をしていました。
当初、式典での挨拶の依頼を断ろうと思ったが、
このメッセージを伝えるために引き受けたそうです。
 
自分のような遺族を増やさないために、
震災を後世に語り継いでほしい
そんな思いが伝わる挨拶でした。
 
あらためて、
釜石や三陸には、
災害の歴史と
そこから立ち上がってきた人たちの歴史が
積み重なっているのだということを
感じました。
 
今年はこれまでになく、東日本大震災の報道が減ったことを
感じた年でもありました。
しかし、災害大国日本で生きていく上で、
被災地から学べることは
たくさんあると思います。
 
そして、三陸にはおいしいものやおもしろい人が
盛りだくさんです。
学び、感じ、泣いたり笑ったり、
ぜひ震災から14年目の三陸に
皆さん来てくださいね。